反応率とは?

エリアマーケティングツールにおける「反応率」とは、多くの場合「特定のエリアのお客様への働きかけで、どのくらいの反応(成果)があったのか」を意味しています。

エリアマーケティングツールを使い、特定のエリアの商圏分析でお客様の「反応率」を調査することがあります。以下、例を挙げて説明いたします。

反応率の例

図①ではA,B,Cの3つの配布エリアがあります。
この3つのエリアに新規開店の店舗のチラシを配布します。Aのエリアにはチラシを1,000世帯、Bのエリアには1,500世帯、Cのエリアには2,500世帯配布しました。

チラシには引換券が付いていて、来店していただいたお客様には引換券と交換で粗品をお渡しています。
引換券にはエリアの情報が記載されているので、どのエリアから何世帯くらいのお客様にご来店いただいたのがわかる仕組みになっています。

図①

その結果、Aのエリアからは600世帯、Bのエリアからは700世帯、Cのエリア1,100世帯に開店セール中にご来店いただいたことがわかりました。(図②)

図②

一番多くお客様にご来店いただいたのはCのエリアですが、配布したチラシに対する割合は、1,100÷2,500×100%=44%です。
Bのエリアは、700÷1,500×100%で約47%、そして来店数が一番少なかったAのエリアは、600÷1,000×100%で60%となり、チラシの配布数に対する来店数の割合は一番高いことになります(図③)

Aのエリアが配布したチラシに対する反応が最も良かった、つまり反応率の高かったエリアということになります。

販売戦略を練る際に、エリア毎の「反応率」を見て、重点的にセールをかけるエリアの絞り込みなどに活用されています。

図③