11桁コードとは?

11桁コードとは、(財)国土地理協会が発行する「全国 町・字ファイル」に掲載されている住所コードで、「11桁」である為に「11桁コード」と一般的に呼ばれています。この他にも、住所コードは他団体や企業の定義(発行)するものがあり、桁数も8桁・10桁と異なっています。

異なる11桁コード

この(財)国土地理協会が発行する「全国 町・字ファイル」に掲載されている住所コードと同様に、国勢調査(町丁字等別集計)の町丁字番号も11桁ですが、コード体系はまったく異なり互換性も無いので注意が必要です。
 全国人口統計マスターに載っている人口等の統計情報が、全国のどの地域のデータなのか?という事も、この11桁コードによって細かく管理されていることになります。

11桁コードは行政上新しくできた新地名に対して付与されます。 例えば、「長津田町」が区画整理等により「長津田みなみ台1丁目」、「長津田みなみ台2丁目」等に境域も含めて変更になった場合には、新たなコードが付与されます(旧来のコードは、欠番として残ります)。 市区町村合併等により市区町村名称が変わった場合についても、新たなコードが付与されます。
11桁コードは「都道府県コード」、「市区郡町村コード」、「大字・通称コード」、「字・丁目コード」これら4つのコード内訳の並びによって住所情報を現しています。

※上位の1~5桁はJISによる住所のコードで、他所でも公的に使用されている共通な住所情報のコードです。

(例) 「13103029007」という11桁コードは、

  • 都道府県コード     :13 「東京都」
  • 市区郡町村コード  :103 「港区」
  • 大字・通称コード  :029 「六本木」
  • 字・丁目コード     :007 「7丁目」

つまり、「東京都 港区 六本木 7丁目」という住所を示している11桁コードであるということが分かります。

11桁コードの利用例

例.11桁コードを軸にポリゴンと表計算ソフトのデータと結びつける

Step-1.4つの色分けされたエリアのポリゴンがあります(図①)。
それぞれ、どこの住所のエリアなのか、それを示す為の情報として「11桁コード」を持っています。
それぞれのエリアのポリゴンに、表計算ソフト等で作った新しい情報をデータとして追加する場合、ポリゴンと表計算ソフト、それぞれが持っているデータの中で共通となる情報をキーとしてデータを結合させるという手法が一般的です。

図① 住所情報として11桁データを持つ

Step-2.図②のデータはエリアのポリゴンと同じく、11桁コードを住所のコードとして持っています。11桁コードは重複の無いユニークなコードですから、これを結合する為のキーとして使えば、上手く結合できるはずです。

図②

Step-3.図③が11桁コードをキーにして表計算ソフトのデータをポリゴンに結合させた結果です。エリアのポリゴンに表計算ソフト上の「追加データ」という情報を上手に付加させることができました。

図③ 11桁コードをキーに表計算ソフトのデータとポリゴンが結びつきました

高い確率での結合処理が期待できる11桁コード

別に11桁コードでなくても、「住所」そのものを結合のキーにしても良いのではないでしょうか。
しかし、住所そのものを結合のキーにすると、困った問題が発生します。それは上記の表計算ソフトで「住所」の内容を見ると「○○県△△市□□町1之1」となっていますが、エリアのポリゴンが持っている「住所」の内容が「○○県△△市□□町1の1」だったらどうなるでしょうか?
「之」と「の」の表記の違いだけで、どちらも同じ住所なのですが、結合のキーとして見た場合、違う内容と判断されて結合できないかもしれません。しかし、「11桁コード」のように特定のルールで定められたユニークなコードであれば、より高い確率での結合処理が期待できるという訳です。また、市町村合併等により名称が変更になった場合にも、結合できませんね? 11桁コードは、過去の住所の変遷を辿る事ができるので、古い住所コードを現在のコードと結びつける事ができるため、大変便利です。