経済センサスとは?

経済センサスとは、これまで産業分野別に異なる年次・周期で行われていた統計調査を、包括的に行おうと総務省及び経済産業省が中心となって実施する統計調査で、我が国に在る農林漁家等を除く全ての事業所を対象に経済活動の実態を明らかにするための調査です。

経済センサスについて

センサスの意味

センサスとは大規模での全数調査を意味する言葉です。
経済センサスとは全ての企業・事業所を対象として調査することを意味しています。

経済センサスの目的

経済センサスの目的は、①事業所及び企業の経済活動の状態を明らかにすること。②我が国における包括的な産業構造を明らかにするとともに、事業所・企業を対象とする各種統計調査の実施のための母集団情報を整備することです。同一時点における全産業分野の経済的活動状況を明らかにすることで、国及び地方公共団体における様々な政策決定や国民の様々な意思決定のための有用な情報として利用されることを目的としています。

経済センサスの調査内容

経済センサスの調査内容は、事業所・企業の基本的構造を明らかにする「経済センサス‐基礎調査」と事業所・企業の経済活動の状況を明らかにする「経済センサス‐活動調査」の二つの調査から成り立っています。

基礎調査:調査対象は全国すべての事業所及び企業が対象となり、事業所の事業種類や業態、従業者数など、今まで事業所・企業統計調査で調査していた項目なども、より詳細に(SOHOなども含む)かつ正確に調査が行われます。
基礎調査は、「統計法」(平成19年法律第53号)という法律に基づいた基幹統計調査として実施しています。

活動調査:全産業分野の売上(収入)金額や費用などの経理項目を同一時点で網羅的に把握する我が国唯一の統計調査として新たに実施するものであり、日本の経済活動の実態を明らかにする、「日本の経済力」を知るための調査です。経営組織、事業所の開設時期、事業所の主な事業内容、売上及び費用の金額、事業別売上金額などを調査します。
活動調査は、「統計法」(平成19年法律第53号)という法律に基づいた基幹統計調査として実施します。

経済センサスの実施

経済センサスは平成21年に基礎調査を実施し、平成24年に活動調査が実施されました。
これにより今までの「事業所・企業統計調査」や「商業統計調査」は廃止・休止となりました。

※本ページの内容は、総務省 統計局・政策統括官・統計研修所ホームページ「経済センサス総合ガイド」の記載内容より引用しております。